ドイツ自治体省エネ対策

投稿日時 2003-2-19 6:26:16
トピック: 《3.環境、気になるニュース》


環境問題に先進的なドイツの中で、さらに先進的な自治体の具体的かつ積極的に取り組みのご紹介です。
ハンブルクやベルリンなど多くの自治体では「50・50」という名の学校省エネプロジェクトがおこなわれています。学校で省エネ、節水、ゴミ減らしをして光熱水道費やゴミ料金を節約したら、その半額を学校に報奨金として戻すのです。
自分たちの好きに使える資金ができるため、学校では生徒、教師、用務員がいったいとなって廊下の暖房を適切にする、不必要な照明を消す、電力消費の多い機器をやめる、換気を工夫するなどの対策をしています。ハンブルクでは40校が参加した1995年から96年の1年だけでも、熱消費が9.9%、電力消費が7.9%、水は13.4%も減少しました。
これまで「経済と環境は反比例し、CO2を減らそうとすれば、不景気になったり生活レベルが低下する」という主張がいまだに通っています。しかしイギリスとドイツは2000年までにCO2を減らしました(ドイツは2000年には90年比で18%削減)が、これらの国の経済が、CO2排出を10%も増やした日本より不景気というわけではありません。
このような取り組みは私たちにもできそうですね。



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