津波でインド南部原発が緊急停止

投稿日時 2005-1-9 15:32:28
トピック: 《3.環境、気になるニュース》


インド南部カルパカムにある原子力発電所がスマトラ沖大地震で発生した大津波に襲われ、原子炉が緊急停止するなどの影響を受けた。政府当局は「放射能漏れや深刻な被害はなかった」として津波から1週間後に原子炉の運転を再開したが、周辺住民に不安を与えている。カルパカム原発は03年1月に放射能漏れ事故を起こし、作業員6人が被ばくしたが、半年近く事故を公表せず「秘密主義」が批判されている。
コメント:
原子力発電所の危険性のひとつとして特に地震の多い日本では「原発震災」が指摘されていたが、たいへん心配なニュースが飛び込んできた。原発事故については情報が隠される場合も多く、事故の大きさについては不明だ。
現在、市民メディア・インターネット新聞JANJANで、原子力発電所建設の現場監督に長く携わった故・平井憲夫さんの講演内容が記事が掲載されている。これを読むといかに原発が人間の手に負えないエネルギーで、リスクが大きく、石油にかわるクリーンなエネルギーでないことがよくわかる。日本の電力の35%はこの危険なエネルギーによって賄われており、温暖化防止のため脱石油エネルギーを実現するためにさらに増やしていこうというのがいまの日本が向かおうとしている道である。
">▽リンク:JANJAN:平井憲夫さんのお話−原発がどんなものか知ってほしい(8)原発は核の平和利用ではない



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