H15年度の原子力発電所の設備利用率は59.7%

投稿日時 2004-4-14 19:52:58
トピック: 《3.環境、気になるニュース》


 原子力安全・保安院は平成16年4月9日、平成15年度の原子力発電所(研究開発段階のものを除く)の運転状況を示す設備利用率を公表した。 これによると、平成15年度末で営業運転中の原子力発電所は52基。設備利用率の総合値は59.7%(平成14年度は73.4%)となり、2年連続で前年度実績を下回った。
 原因は、一昨年に明らかとなった原子力発電所の不正問題等に起因する点検の必要性等から、一部の原子力発電所について定期検査期間が長期化したため、としている。(原子力・安全保安院)
http://www.meti.go.jp/kohosys/press/0005130/

コメント
 結局原発は「その程度の稼動率で十分」ということではないだろうか。リスク管理として電源のミックスは必要であるかもしれないが、電力を原発にばかり頼る状況はいかがなものか。環境問題に一般の関心が高まるなか、自分たちの家庭で使う電力を、「つくられかた」を基準に自分たちで選択したい、という人も増えている。今のようにどんなつくられかたをした電力も一系統でごちゃまぜになってしまうのではなく、私は太陽光、私は風力でつくられた電力を使いたい、とそれぞれが意思を表明できる時代がもうすぐ来るかもしれない。



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