魚の大量死?

投稿日時 2005-5-27 8:36:41
トピック: 《5.がけ川ジャブジャブ大作戦ニュース》


足立区のとなり、北区と埼玉県の境を流れる荒川や隅田川で、魚の死骸(しがい)が大量に浮かんでいることが二十六日、分かった。死骸は約三千匹に上り、国土交通省は酸欠が原因とみている。
 同省荒川下流河川事務所によると、23・24日の集中豪雨により生じた酸欠のために同川の魚が死に、死骸が荒川や隅田川にも流出したとみている。

【コメント】
荒川河川事務所の説明では、ここ数週間雨がなかったために微生物が川底にたまり、その後の集中豪雨により川底の泥が巻き上げられ、微生物が急激に酸素を消費したために魚が酸欠になったと説明している。
この事件のメカニズムは、がけ川のヘドロを減少させる手法と似たところがある。
小溜井の水門を開閉すると、川の流れが出来て川底の微生物が巻き上がって活発に働き、ヘドロを分解するというものだ。
本来護岸に葦などの植物があれば、魚が死ぬことはないのだが、荒川などは護岸工事がされていて、生態系が貧弱になっている。同じ構造はがけ川にも見ることができる。
ヘドロをなくすだけでなく、その後の生物環境に配慮した河川浄化活動が求められている。

関連サイト
▽リンク:東横堀川水門操作規程
▽リンク:大阪市建設局:水門操作による河川浄化



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