ヤゴ救出大作戦の調査

投稿日時 2006-6-3 17:57:10
トピック: 《2.GPニュース》


エコプチ最寄のK小学校。
3年生でキアゲハの観察をするプロジェクトは昨年同様浸透しつつあるようです。
「キアゲハの次はヤゴでしょう」
とPTA会長さんに提案するH代表。
水を抜く前のプールには、脱皮を間近に控えたヤゴがたくさんいるのですが、清掃の際、下水にすべて流されてしまうのです。
ただ、学校やPTAと連携したプロジェクトを実現するには乗り越えるべきハードルがたくさんあります。
プール使用許可の問題、水抜きの問題、安全管理の問題、広報の問題、費用の問題、専門家派遣の問題などなど。
こういった問題を学校だけが、もしくはPTAだけが負担するとなると、ただでさえ忙しいのにと、不満が出たり、面倒くさいからやめようという話になってしまいます。
ここは関係者(今回は学校・PTA・NPO)がお互いの持ち合える資源を確認し、役割を分担しながら、価値あるプロジェクトの実現のために、コミュニケーションする必要があります。

・・・、と前置きが長くなりましたが、そういうことで「K小学校ヤゴ救出大作戦の事前調査」
を実施しました。
参加者は6名。
早朝、ひざ下まで水を抜いた状態でヤゴがどれくらいいるのか、安全管理や、前年の下準備などを調査しました。
「うわー、いっぱいいるねー」
おおはしゃぎなPTAのMさんとIさん。
思ったとおり、落ち葉の下にうじゃうじゃとヤゴがいました。その数100匹以上。
「実は私こういうの大好きなんですよ。こういうプロセスが子供達に愛着や興味を持たせられると思うんですよね」
とM先生。
イベント実施の際、懸案された問題も、3者がそれぞれ分担すればたいした労力でないことが分かりました。
やはり現場で顔をあわせてアイディアを持ち出すことって重要ですね。
今回の調査は大成功でした。
来年のヤゴ救出大作戦が楽しみです。



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