ゴミが足りない?

投稿日時 2003-8-23 15:52:24
トピック: 《3.環境、気になるニュース》


今、日本各地でダイオキシン対策が施された大規模なゴミ処理施設が相次いで建設されている。足立区でも、現在処理能力100トンの大規模な清掃工場の建設を進めている。
諸外国と比べ、日本はゴミを焼却処理している割合が高いが、その理由は埋め立てる場所がないためである。90年代にプラスチックゴミなどの焼却によるダイオキシン発生の問題が出たことで焼却処理が大きな問題となった。ダイオキシンは800度以下の低温時に発生することが分かったため、平成9年、国はゴミを大規模な焼却施設に集め、高温状態で24時間安定して燃やせる1日100トン以上の大規模な施設だけを補助の対象にした。結果、ダイオキシンは大幅に削減したが、ゴミ処理の問題がダイオキシン対策にすり替わり、大型のゴミ処理施設のために大量のゴミを集めなければならず、輸送コストなどの課題が出てきている。
「ゴミを減らす」ことが「ゴミが足りない」という本末転倒な議論さえ出ているという。
ゴミやエネルギーについての基本的な知識がないためにこのようなおかしな話が出てくる。では、エコプチテラスで削減している生ゴミは、焼却したほうが環境によいと言うのか?八木澤教授のコラム「エントロピー」を読んでいただきたい。
循環型社会の構築を目指す日本は、2010年までにゴミ排出量20%削減を目標にしている。そのためには4つの「R」の徹底が必要。「リフューズ(断る)」「リデュース(削減)」、「リユース(再利用)」、「リサイクル」をし、それで残ったのがゴミなのだ。ゴミ削減には住民一人一人の意識がとても重要で、ゴミ処理に関心を持ってもらうことが大切なのである。



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