エコプチとコミュニティの形成調査

投稿日時 2005-9-15 20:19:53
トピック: 《4.今日のAGP》


芝浦工業大学工学研究科のIさんが、エコプチテラスの整備とそれが近隣住民に与える影響について調査するための打ち合わせを行いました。
Iさんは、国内外の地域において、コミュニティ(結い)が住宅の建築や地域の形成に大きな役割を果たしてきたことを学んできたとのこと。
エコプチテラスは、設計図も組織もゆるやかなものですが、それは人と人とのつながりをしっかりと作ってきたからこそ可能だったのだと思います。
都市部において地域コミュニティが必要かという質問に対し
「私たちの社会は、しっかりした住宅・完備されたエアコン・インターネット・コンビニなど『個』で生きていける社会をつくってきた。でも一方で、ニートやひとりぼっちの高齢者や、虐待する親や自殺するサラリーマンなどを生んできた。さらに『人間中心』の社会が、環境破壊や種の絶滅などを進めてきた。
私たちは自然法則という土台の上に人間社会の法則があるということを忘れてしまっている。昔から日本人は、自然の恵みを受けると同時に脅威にさらされながら、人と人が助け合い、支えあってずーと暮らしてきた。コミュニティが必要か、などという質問が出てくること自体、本当はちょっと異常な事態であって、熱力学的にも精神的にも文化的にもコミュニティは空気や水や土と同じように不可欠なものだと思います。そしてコミュニティの復活って意外と簡単なんだとこの場所で証明したいと思っています」
と応える代表のH。

今後、インタビューやアンケート調査、測量などを行う予定とのこと。
よい研究になるよう、できるかぎり協力したいと思います。



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