温暖化でリンゴが赤くならない?
投稿日時 2003-6-14 17:28:50 トピック: 《3.環境、気になるニュース》
| 福島県の果樹試験場では、今年度から温暖化に対応したリンゴ栽培の研究を始めた。リンゴ栽培地としては比較的暖かい福島県では、温暖化の進行で「収穫期になっても赤くならない」といった問題に悩まされている。 リンゴは昼夜の気温差が大きくなったころに色付きが始まるという。しかし温暖化の影響で夜間の気温が以前ほど下がらなくなり、色付きが遅れる傾向がある。逆に赤くなるのを待つと食べごろをすべてしまうというジレンマに陥っている。 同試験場は、今後5年計画でリンゴを赤くする方法や、暖かくても色付きや味がよい品種の選定を研究する。
コメント 今年はブロッコリーの育成がよい変わりに、ナスなどの夏野菜の育成が低調だと農家の方に教えてもらった。気温や天候の変化については、農家の人はとても敏感だ。データに現れない小さな変化を肌で感じているのだろう。レイチェル・カーソンの『沈黙の春』に似た、静かだが深刻なニュースだ。
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