モンシロチョウ観察の報告

投稿日時 2007-8-17 12:47:20
トピック: 《1.お知らせ》


5月にS小学校に里親になってもらった蝶の観察報告がありましたので、お知らせします。

いただいたキアゲハは、残念ながら死んでしまい、モンシロチョウとアゲハの観察を中心に行いました。

特にモンシロチョウの観察では、はじめのうちは幼虫を見て「気持ち悪い」という子がいたり、とてもさわれない子がいたりとまだなじめない感じでしたが、脱皮を重ねて大きくなる幼虫を観察するにつれ、少しの変化や動きにも嬉しそうに報告しあう姿が見られるようになりました。
やがて動かなくなりさなぎになると、その体の変化(斑点が透き通ってきたり、色が変わったり)に「あとどれくらいでチョウになる?」と楽しみにしていました。

朝登校すると、羽化して教室中を飛び回っていたモンシロチョウを歓声をあげながらそっとつかまえ、みんなで観察しました。
「モンシロチョウって白じゃなくて黄色っぽいんだ」
「みつを吸う口が丸まってるのが見える」
「顔はちょっと気持ち悪いね」
などなど新しい発見に驚く感想が聞かれました。
1匹に対して34人で観察するわけですから、押し合いへし合いで少々窮屈でしたが、無事に育ってうれしそうな子供達でした。


以上簡単な報告でしたが、ゆずっていただいたモンシロチョウの観察で普段なかなか本物の昆虫に触れる機会の少ない子供達も、自然への興味をもつことができ、理科の学習に大変役立ちました。
また、貴重なキアゲハの成長が観察できなかったことが残念でしたが、子供達とは図鑑等でキアゲハを調べ、アゲハとの違いや生態などを学習することもできました。
ありがとうございました。

*写真は、児童の観察カード(幼虫・さなぎ・成虫)です。


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