<温暖化シミュレーション>2070年、親潮弱まり北日本近海で水温が急上昇?

投稿日時 2004-7-7 16:22:49
トピック: 《3.環境、気になるニュース》


 地球温暖化がこのまま進めば、親潮が2070年ごろには日本沿岸に達しなくなる可能性があることが、気象庁気象研究所のシミュレーションで明らかになった。親潮はベーリング海から千島列島沿いに南下する寒流「千島海流」の別名。
 シミュレーションでは、世界各国が二酸化炭素の排出を続けた場合を想定。70年ごろに年平均気温が2.5度上昇した場合、日本周辺の海流が受ける影響を分析した。日本付近では、黒潮の流れが親潮を押し上げる形になり、北海道付近まで黒潮が北上。東北地方沿岸の海面水温は現在より4〜5度も上がると計算されたという。
コメント
先月見た映画「デイ・アフター・トゥモロー」は、海流の変動が気候の変化を引き起こすというシナリオだった。映画は水温が劇的に下がるというストーリーだったが、このシミュレーションではその逆だ。カツオやマグロは増えるかもしれないが、魚がたくさん集まる「潮目」がなくなれば、水産業は深刻な影響を受けるだろう。



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