河川水質の新しい指標について

投稿日時 2004-4-23 20:42:50
トピック: 《5.がけ川ジャブジャブ大作戦ニュース》


 国土交通省は、従来の有機性汚濁指標(BOD)のみでは評価しきれない川の水質を住民に対し分かりやすく評価するという観点から、河川水質の新しい指標(透視度や水生生物の生息状況など)を取りまとめた。平成16年5月から、9つの一級河川(十勝川水系札内川、北上川、多摩川、阿賀野川水系阿賀川、鈴鹿川、加古川、斐伊川、仁淀川、筑後川)で試行し、来年度から全国的な実施を予定している。
 具体的には、
1.人と河川の豊かな触れ合いの確保
2.豊かな生態系の確保
3.利用しやすい水質の確保
4.下流域や滞留水域に影響の少ない水質の確保
の4つの視点から水質管理の指標項目を分類し、河川管理者による測定項目とは別に「住民との協働による測定項目」を定め、さらに「河川等管理者は、河川の特性や地域住民のニーズに応じて住民と協働して水質管理指標項目を定めること」と謳っている。これは、河川法の「計画の策定段階から住民の意見を反映させ、項目の設定、調査及び対策の実施、評価の全ての段階で住民と協働していくことが重要」という趣旨に基づくもの。(国土交通省)
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha04/05/050423_.html



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