グリーンプロジェクトのコンセプト
著者: ADMIN
, 公開日: Mar-21-2003
足元から地球環境を考えよう!
グリーンプロジェクトのコンセプト
環境問題が深刻になりつつあるというのは、新聞やニュースでよく知っている。けれども、それがどれくらい深刻で、私達との生活とどのように結びついていて、どうすればそれを変えていけるのか、といった「具体的」な提示というのはなかなかみられない。 グリーンプロジェクトは、生活者ひとりひとりが「足元から考えるエコ活動」を実践できる環境を提供することを目的としている。 活動の拠点である六町エコプチテラスでは、足元から地球環境を考える仕掛けとして、環境問題が「見える」「学べる」「手が出せる」というコンセプトを掲げ、身近で楽しい活動の場を提供している。
環境問題が見える
■ヒートアイランド対策 ⇒ キウイ棚の設置 繁殖力が旺盛で、葉の大きなキウイ棚を設置し、葉の蒸散作用と太陽光の地表への遮断による冷却効果が目的。 キウイ棚は高さ2.5mあり、棚の下で涼しさを体験してもらう。 平成16年8月5日に放送されたNHK総合「難問解決!ご近所の底力」において、六町エコプチテラスがヒートアイランド対策の妙案として紹介された。東京都立大学三上教授の監修の下、12箇所に温度計を設置して気温の変化を測定したところ、近隣住宅より1〜3度気温が低いことがわかった。 キウイは現在成長中であり、棚全体を覆えばさらに葉っぱからの蒸散作用により冷却効果が現れると予想される。
■地球温暖化対策 ⇒ ゴミの堆肥化 エコ農園を利用した生ゴミのEM堆肥化 ゴミの量を測定し、二酸化炭素換算した結果を公開。
■ビオトープ ⇒ 生態系 カエルやメダカ、水生植物を育て、観察することにより自然に触れ合う機会を提供。またビオトープの水循環モーターをソーラーパネルによって稼動。石油エネルギーに変わる太陽光エネルギーの利用システムの紹介。
■雨水収集タンクの設置 ⇒ 水資源 雨水を溜めるドラム缶を各エコ農園に設置。また、風呂の残り湯をドラム缶に運ぶことをすすめることで、水資源の有効利用を考える
環境問題が学べる
「見える」ことから「学ぶ」ことへ
例えばキウイ棚の設置によるヒートアイランド対策を見て、ヒートアイランド現象の根本問題について学んでもらう。 地中の水分が葉の裏から蒸発される際、エネルギーを消費することにより気温の上昇は抑制される。また、葉が地面を覆うことで、地表の温度そのものも上がらない。 環境問題の根本原因を紹介。
環境問題に手が出せる
「学ぶ」ことから「私達にできること」へ
例えばヒートアイランド現象抑制には、水分の蒸発が必要ということを「学んだ」。そこで、お風呂の残り湯をエコプチテラスに運び、キウイの周りにまくことで、対策への参加ができる。 個人としてできること、企業としてできること、行政としてできることを紹介。
環境問題の取り組みのきっかけに
このようにグリーンプロジェクトは、「見える」「学べる」「手が出せる」環境問題を紹介するための様々な仕掛けがグリーンプロジェクトの特徴である。 足元から考える環境問題 グリーンプロジェクトにて更に多くの記事を読むことができます82
http://www.greenproject.net
このニュース記事が掲載されているURL:
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