ボランティアパワー
著者: ADMIN
, 公開日: Mar-27-2003
ボランティアパワー
これまでボランティアといえば、空き缶拾いやゴミ拾いなどの無償奉仕が中心でした。確かにそれは原則ではありますが、個人の楽しみやメリットというものを犠牲にしたうえでの無償奉仕という考え方があったため、ボランティアの潜在能力を引き出せずにきました。 「無償奉仕」と「個人の楽しみ」、この二つが重なるミックスゾーンが多ければ多いほど、ボランティア活動は積極的・継続的になります。 グリーンプロジェクトでは、よりよい環境(エコ)を目指してエコボランティアがより積極的な活動を継続出来るために、「エコ農園」を55区画と「共同区画」を設置しました。それにより定期的にエコプチテラスに足を運ぶようになり、清掃や通路の除草、生ゴミのリサイクルなど、「無償奉仕」と「個人の楽しみ」の融合に成功しています。その結果、ボランティアパワーにより、エコプチテラスは素晴らしい景観を維持し、笑顔の耐えない場所となっています。
特徴1 ネームカード エコボランティアは顔写真と名前の入ったネームカードを携帯します。それによりお互いの顔と名前がすぐに覚えられ、あいさつや交流が活発になります。組織の結束力も強まります。
特徴2 組織 エコボランティアは各組織に所属します。たとえば清掃部はエコプチテラスのゴミ拾い、通路管理部は通路の除草および整地、近隣対策部は道路の掃除・駐輪場の管理など、すべての人がなんらかの責任ある地位につきます。ネームカードにも明記することによって、活動への自覚と誇りが生まれます。
特徴3 エコ農園 エコ農園を設置するに当たり、区民農園との差別化をどうするかが問題でした。エコ農園はエコ活動を継続的・積極的に行うための場であり、承諾書(別添資料)で利用条件を明記している。
ボランティアが継続的・積極的に活動するための場所を提供することにより、その潜在的な能力を引き出すことに成功しています。エコプチテラスには絶えず人の出入りがあり、平成14年12月の来園者数はのべ380人を数えました。7年間放置され、雑草だらけの空き地は根ごと除去され、ビオトープや回転テーブルなど、癒しのある空間となりました。 足元から考える環境問題 グリーンプロジェクトにて更に多くの記事を読むことができます82
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