ごあいさつ
著者: river-rat
, 公開日: Apr-20-2005
はじめまして。 グリーンプロジェクトWEBをご訪問いただき、ありがとうございます。 足立グリーンプロジェクトは、地球温暖化、ヒートアイランド、ゴミ問題など深刻化する環境問題を 『生活者の視点で』 『地域社会から』 『具体的な活動によって』 というテーマで考え、活動しているNPO(任意団体2002年設立)です。
「私たちにできることって何だろう」 私たちの活動は、この問いかけから始まりました。
テレビや新聞で見聞きする環境問題の深刻な現状と、それをなかなか実感しにくい日常生活のギャップ。何かしなければと思いつつ、なかなか踏み出せないでいる自分。 そんな状況にもやもやしているとき、足元に咲いている名もない花が目に飛び込んできました。与えられた環境で精一杯きれいな花を咲かせようとしているその草花のメッセージは、そのまま私たちのキャッチコピーである 『足元から地球環境を考えよう!』 となりました。一人ひとりの小さな行動の積み重ねでどこまで地球環境に働きかけることができるのか、それが私たちの挑戦です。
活動の拠点である足立区六町付近は、つくばエクスプレスの開通に伴う区画整理事業で、虫食いのように空き地が長年広がり、ゴミが投げ込まれ、雑草が生い茂る場所でした。 この『足元の町』を変える小さな奇跡を起こすことができれば、地球環境問題を変えていく可能性も生まれるのではないか。そんな地球環境とはかけ離れた規模の、ささやかな第1歩から私たちの活動はスタートしました。現在、区が所有する700坪の区画整理事業用地を活用し、財団法人足立区まちづくり公社が行っているプチテラス事業の 『エコ版』 として、協働で 『六町エコプチテラス』 を運営しています。
足立グリーンプロジェクトは、近隣住民を中心に構成される175名のエコボランティアをはじめ、多くの皆様の支援や協力を得ながら、少しずつ活動の輪を広げています。2004年の1年間でエコプチテラスを訪れた方は8200名になりました。雑草が生い茂っていた場所を、多くの方が訪ね喜んでくれる場所に変えることができたのは、みなさまのご協力のおかげです。また、エコプチテラスでの活動は、周辺にも大きな影響を与え、河川浄化事業『がけ川ジャブジャブ大作戦』や近隣小・中学校の環境学習の機会を提供するなど、 『足元からの活動』 は少しずつ広がりを見せ始めています。 ホームページ左上にあるロゴマークは、頭文字である「G」と「P」を双葉に見立て、そこから少しずつ葉が広がるように人と人とのつながりも広がっていくことを願って作ったものです。エコプチテラス整備と同時に植えた25本のキウイフルーツも葉を少しずつ茂らせ、3年目の今年はたくさんの実をつけようとしています。春夏秋冬をへて生長していく植物たちのように、ゆっくりとしかし着実に、地域とつながり、自然とつながり、未来とつながりながら、持続可能な街づくりへの手がかりを探していければと考えています。
グリーンプロジェクトWEBは、活動の拠点である 『六町エコプチテラス』 で繰り広げられている様々な発見や情報を、インターネット上に再現することを目的に情報発信されたサイトです。現場で活動する60歳台のエコボランティアよりも若い、30歳代のスタッフ数名で構成されています。現地をお訪ねになった方からは「ホームページのトーンとずいぶん違う」というご意見もいただきますが、平均年齢が30歳も離れたスタッフが運営しておりますのでご了承ください。 このホームページをご覧になって、 「一度現地を見てみたいなあ」 と思っていただければ、たいへんうれしいです。お昼時か、夕方にお越しいただいて、ぜひ一緒にお茶を飲みましょう。
みなさんの足元と私たちの足元が、豊かでやさしい大地で結ばれることを、心から願っております。
足立グリーンプロジェクト 代表 平田ヒロユキ 足元から考える環境問題 グリーンプロジェクトにて更に多くの記事を読むことができます82
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