Environmentってなに?


モモ ミニコミ紙『わごう』編集長
身の回りの出来事や、環境についてのミニコミ紙を発行している。仕事の合間を縫って、全国各地を取材。沖縄三味線・ウィンドウサーフィンなど趣味も多彩。

”environment"日本語でいう環境という言葉の意味することをご存知だろうか?
この単語の中の、en=自分(主体)、vironment=まわりのもの、をそれぞれ意味する。
自分を含めたまわりのすべてのもの、それが環境というもの。

自分のまわりに何があるだろう? 家族、友人、仕事でつきあいのある人、近所の人、ペット、木々や海などの自然、写真や本、資料・・・。それらのすべてが「環境」、ということになる。あまりにも多くの関係性が、アミの目のようにはりめぐらされていることに気づく。それらの一つ一つが自分に多かれ少なかれ影響を与え、また逆に自分が何かをすることでそれら「環境」に影響をおよぼしているのだ。そう、自分(主体)と環境は、give and take を繰り返すことでバランスを保っているのである。いい環境とは、自分とまわりのものとの関係性がバランスよくいっていること、といってよいのではないか。
環境問題ということがよくいわれる。具体的には、オゾン層破壊、地球温暖化、砂漠化、公害、大気汚染、熱帯雨林減少、などが新聞、ニュースでとりあげられているだろう。
それは、「ヒトの社会」という主体と、植物、海、山、大気といったものが形成する「環境」との間にはりめぐらされている鎖のどこかがトラブルをおこし、こんがらがってしまったためではないか? 主体と環境の関係性が悪循環を起こしてしまっている、といいかえることができる。
仲のいい人とは会話もはずむが、悪い人なら顔をみるのもイヤだろう。仲の悪い人を多くつくることは実は公害をまきちらしていることと同じなのである。
環境問題とは、ごく身近なものであることを知っておきたい。
 
あなたはまわりのモノに不快感を与えてはいませんか?


日時 2003-4-30 12:37:44
環境コラム: わごう
この記事が掲載されているURL: http://www.greenproject.net/modules/wfsection/article.php?articleid=39