第5回−モリさん
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どこまでが本当で、どこからが嘘なのか、つかみどころのないのがモリさん。
とてもまじめな話をしてみんなが聞き入ったかと思えば、とつぜん突拍子もないことをいってみんなを笑わせる。 エコプチの回転テーブルでは、まじめな話とおちゃらけた話が2:8くらいの割合だが、森さんが加わると1:9くらいになる。
それが交流を円滑にさせる役目を果たしているのだ。
森さんがエコプチな人になったきかっけは、奥さんがエコ農園を利用したことだ。畝おこしを頼まれたときは
「なんで俺がそんなことしなきゃなんないんだー!」
と怒ったという。 しかしその年きゅうりが大豊作となり、住んでいるマンションのご近所に分けたところ、あっという間にマンションの人気者になったそうだ。
それならもっときゅうりをつくろうと、翌年全面できゅうりを栽培するも、渇水でほとんど収穫できず、農業の奥深さと、環境問題が生活に与える影響を知り、のめり込んだという。
「いま考えると、地域に居場所があって、すごくよかった。ここのない生活はちょっと考えられない」
とモリさん。 モリさんの感想は、団塊世代が一斉に地域にかえるこれからの時代に、居場所の必要性を考えさせてくれる。
モリさんは、ハーモニカの演奏者でもある。エコプチでイベントがあるときは、エコプチバンド「モリと松のかおり」のハーモニカを担当している。
「吹くのはハーモニカじゃなくて、ホラなんじゃないの?」
そんな野次に照れ笑いしながら、モリさんのハーモニカが畑に響き渡る。
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日時 2006-11-26 13:35:39 環境コラム: エコプチな人々 この記事が掲載されているURL: http://www.greenproject.net/modules/wfsection/article.php?articleid=81
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