第4回−イノさん
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「たとえば君がいるだけで」
は米米クラブのヒット曲だが、イノさんはまさにその存在自体がエコプチに必要とされている「畑の母」である。
お客さんが来ても、イノさんは自分からすすんで座り、話しに加わるということはない。 かわりに
「どーぞ」
と一言いってお茶を出してくれる。一見無愛想にも見えるが、暑いときには冷たいものを、寒いときには暖かいものを出してくれるし、砂糖の加減などの細かいところまで、心遣いが行き届いている。 探し物がみつからないと
「イノさん、あれどこだっけぇ」
とスタッフが聞くと、すぐに見つけてくれるし、エコプチになにか問題があると一番はじめに見つけるし、だれか突然の訪問者があると知らせてくれるのもイノさん。
「イノさんは常駐スタッフですか?」
とお客さんに聞かれるほどだ。
イノさんは、エコプチが草ぼうぼうの頃からの歴史を知るエコプチの生き字引でもある。
「あんときゃーさあ、そりゃ大変だったんだよー」
仲良くなると、ニコニコしながら色々と話をしてくれるので聞いて見るといい。見たものにしか語れない物語があるだろう。
エコプチがみんなに愛される場所になっているのは、みんなを迎え入れてくれる人がいるからだ。
イノさんは、その大切な役目をもくもくとこなしている。
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日時 2006-11-26 13:29:40 環境コラム: エコプチな人々 この記事が掲載されているURL: http://www.greenproject.net/modules/wfsection/article.php?articleid=80
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