21世紀半ば、70億人が水不足に―国連予測

投稿日時 2003-3-7 17:21:15
トピック: 《3.環境、気になるニュース》


水質汚染と水の浪費が原因で、21世紀半ばには全人口の7割以上にあたる70億人が水不足に直面するとの予測を、国連が発表した。国連は「世界の首脳が水問題の深刻さを認識していない」と警告し、安全な水確保のために行動を起こすよう訴えた。
 16日から京都市などで「世界水フォーラム」が開催されるのに合わせ、ユネスコなど国連23機関が初めて水資源の報告書をまとめた。
人間活動で生じる排水1リットルのせいで水8リットルが汚染され、使用可能な水量が減りつつあると分析。今後20年間で、1人当たり、現在の3分の2に減ると予測した。50年に世界の人口が現在より32億人多い93億人に達するという推計と合わせ、最悪の場合、70億人、よく見積もっても20億人が水不足に悩むとした。

コメント
水と空気はタダ、という間違った考えにもとづく私達の生活のあり方のツケがそろそろやってくる。
アスファルトで土を覆い、排水溝を作って水を川に少しでも早く流すという都市整備がヒートアイランド現象なるものを作り出した。
水がなければ私達は生きていけない。海から陸に上がるのに数十億年の時間を要したが、あと50年で私達は再び海に戻らなければならないのだろうか?



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